• このエントリーをはてなブックマークに追加

アロマテラピーで期待できる効果と使用法

アロマテラピーの使用法で注意しなければいけないこと
エッセンシャルオイルは原液のまま肌につけてはいけません。必ず薄めたものを使い、パッチテストで異常がないことを確認しておきましょう。適度に調整したエッセンシャルオイルを使ってオイルマッサージを行うことで、普段のマッサージ以上の効果を得られます。アロマランプやアロマポット等専用の機械や装置を購入することで、部屋中をエッセンシャルオイルの香りで満たし、その香りに包まれて生活を行うこともできます。アロマランプやアロマポット等の使用時は火気に十分注意してください。また、入浴の際にお風呂にエッセンシャルオイルを入れて香りを楽しむ方法は、入浴のリラックス効果との相乗効果でよりよい満足度が期待できるといわれています。最も簡単なアロマの楽しみ方として、エッセンシャルオイルをティッシュやガーゼなどに垂らして香りをかぐ吸入という方法もあります。しかし、どの使用法でも妊産婦やお年寄り、子ども、その他敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともありますので、不快感や異変が生じたときは必ず使用を中止しましょう。

アロマテラピーのメカニズムを学ぶ
アロマを嗅ぐことで嗅覚が使われますが、この嗅覚は思考を行う脳の部分に繋がっているのではなく、直接的に脳や体に影響を与える大脳辺縁系と呼ばれる部分に伝わるため、身体への影響が出やすいといわれています。そして脳に伝わった刺激によってホルモンの分泌を促したり、副交感神経を刺激してリラックス効果を生じたりします。また異なるアロマテラピーの伝わる経路として、香りを吸い込むことで呼吸器へ入るため、のどや呼吸器に直接影響を与えます。また、肺から血管に取り込まれたり、皮膚に塗ることで皮膚から吸収され、血管やリンパ管に入ったりすることで、体内を循環すると考えられています。日本では推奨されていませんが、エッセンシャルオイルを飲むことでも効果を得られるといわれていますが、身体に悪影響を与える可能性が高いため、個人の判断で行うことはやめましょう。

アロマテラピーの香りとそれぞれの意義
アロマテラピーでは香りが多くあるため、その効果も多くあります。爽やかな香りがあるミントやハッカなどのハーブ系の香り、ミカンやオレンジなどの柑橘系の香りは気分をすっきりさせ、リフレッシュ効果があるといわれます。ローズやラベンダーなどのフローラル系の香りや樹脂系と呼ばれる香りは甘い香りであることが多く、心や体をリラックスさせる効果があるといわれています。また、ラベンダーやペパーミントなどのエッセンシャルオイルは殺菌、抗菌効果があるため、肌などに塗ることで肌の状態を良好に保つことができます。この様に香りを楽しむアロマテラピーは自分の好きな香りで行うことが最も大切です。しかし、自分の好きな香りが他の人も好きであるとは限らないため、周りの人にも気を配り、公共の場などでは強い香りは使わないようにしましょう。