ヘアケアオイルの選び方や期待できる保湿作用
髪の毛を保湿するヘアケアオイルとは
ヘアケアオイルは、ドライヤー前にタオルドライした髪の毛に付けて保湿を行うもので、一般的には「洗い流さないトリートメント」とも言われています。通常のトリートメントは、汚れを落とした髪の毛にしっかり付着してサラサラの髪の毛を保ちますが、洗い流さないトリートメントはドライヤーの熱から髪の毛をガードしてくれるという役割があります。通常のトリートメントだけではドライヤーの熱を防ぎきれないため、ドライヤーのかけかたによっては髪の毛がパサパサに乾燥してしまう可能性があります。だからこそ、それを防ぐ目的で使うことがおすすめされるのです。しかし、髪の毛の質は人によって異なり、またいくつか種類があるため、それぞれの髪質に合わせて選択する必要があります。どのような人のどのようなものが適切なのかを把握してから、自身に適したものを購入しましょう。
髪の毛のダメージを補修したい場合
髪の毛のダメージが特に気になると言う方は、ダメージ補修向けのヘアケアオイルを使用する必要があります。ダメージケアオイルの特徴は、シリコンがやや多く含まれていることです。シリコンにはあまり良いイメージがない、という方も少なくはありませんが、シリコンは髪の毛にダメージを負っている方にはおすすめの成分でもあります。なぜなら、シリコンには高いコーティング力があるからです。髪の毛が痛みやすい方の多くは、度重なるカラーリングの影響で髪の毛のコーティング力が低下してしまっていることが多く、これを補修するためには髪の毛の一本一本を外気から守ってくれるようなものを使用する必要があります。ご自身の髪の毛のダメージが酷いと感じたのであれば、シリコン入りのヘアオイルがおすすめです。また、よりコーティング力を高めたいのであれば、ヘアミルクを併用することでさらに乾燥に強い髪にすることができます。
髪の毛をサラサラにしたい場合
髪の毛にサラサラ感が欲しいとお考えの方には、保湿性の高いヘアケアオイルの使用が望まれます。サラサラ感を与えるオイルの特徴は、使用感が水のように軽く、ベタつきにくいという点が挙げられます。サラサラなオイルは伸びやすくて使いやすいのがメリットですが、少量では効果を発揮しにくいという点もあるため、ロングヘアの方の場合は最低でも3プッシュ分は使用する必要があるでしょう。ただし、付け過ぎても髪の毛が束のようになってしまうため、必ず適量をつけるように心がけてください。また、ダメージの多い髪の下半分あたりにつけるようにしてください。つけ方はオイルを手に出して、手の平に伸ばしてまず馴染ませます。そのまま両手で髪の内側に手を入れてよく揉み込むことです。蒸発しやすいというデメリットもあるため、長時間のドライヤーは控えるようにし、乾燥させたら冷風で髪の毛を冷やすことも忘れずに行なっていきましょう。